支払管理システム RAINBOW

RAINBOWは工務店などの建築及び建設業向けの先進の工事管理、支払管理、原価管理システムです

第4章 システム設定

システム設定は会社の基本情報や会社独自の処理方法を設定するものです。
メニューの「支払管理」の「システム設定」を選んで下さい。
システム設定ダイアログが表示されます。システム設定ダイアログは自社、取引先、工事、物品、支払伝票、会計処理、消費税の7つのタブがあり、各々の設定を行います。

4.1 自社情報

自社の基本情報を設定します。

会社名 貴社の会社名または事業所名を漢字20文字(半角40文字、混在可)以内で設定します。
郵便番号 貴社の電話番号を半角文字で123-4567のように設定します。
住所 貴社の住所を漢字20文字(半角40文字、混在可)x2行以内で設定します。
電話番号 貴社の電話番号を半角文字で設定します。
FAX番号 貴社のFAX番号を半角文字で設定します。
ログインパスワード ログインパスワードを設定すると、起動時にログインダイアログを表示し、ここで設定したログインパスワードを求めるようになります。半角文字で設定します。
実行確認パスワード 実行確認パスワードは、データに重要な変更を行う処理を間違って実行しないように、実行前に確認を行うためのパスワードです。半角文字で設定します。
年度表記法 当システムで表示する日付は西暦または和暦のどちらでも表示できます。何時でも変更可能です。
起動時設定 起動時に表示される、会社選択ダイアログおよびデータベース接続ダイアログは、各ダイアログで表示しないようにできます。表示しなくなったダイアログを表示するには、ここのチェックを取ります。

4.2 取引先

受注先マスタと支払先マスタで使用する項目名や項目値を設定します。

支払方法 支払先マスタで使用する支払方法の名前を設定します。
敬称 受注先マスタと支払先マスタで使用する敬称の名前を設定します。
親睦会名 受注先マスタと支払先マスタで使用する親睦会の名前を設定します。
日本語入力オン 受注先マスタや支払先マスタで検索名、取引先名を登録する時の日本語入力のON・OFFを設定します。
日本語入力をONにする場合は該当項目にチェックを付けて下さい。

4.3 工事

主に工事区分に関する設定をします。工事区分とは同じ会社が建築、建設、土木などのように複数の業種を行う場合に使用します。
工事区分が異なれば、工事を構成する工事種目を変えることができます。また工事区分毎に未成工事支出金や工事受入金の科目コードを変えることができます。

工事区分コード 工事区分コードを入力します。入力欄の右にあるスピンで変更することもできます。0~7の数字です。
コードを設定するとコードに対する現在の設定(工事区分名~工事受入金科目)が表示されます。
工事区分名 工事区分に対する工事区分名を設定します。空白にするとこの工事区分以降の工事区分は無いものと看做されます。
請負数量単位名 工事区分に対する請負数量の単位(㎡、坪等)を設定します。
請負数量小数点桁数 工事区分に対する請負数量の小数点以下の桁数を設定します。
工事支出金科目 工事区分に対する工事支出金の会計科目コードを設定します。ボタンで選択することもできます。予め会計科目マスタに登録しておいて下さい。
会計処理では完了していない工事の原価は費用にはなりません。当システムでは未成完成にかかわらず工事支出はここで設定したら科目に計上されますので、完成時に完成工事原価計算書より各々の原価に振り替えます。
工事受入金科目 工事区分に対する工事受入金の会計科目コードを設定します。ボタンで選択することもできます。予め会計科目マスタに登録しておいて下さい。
会計処理では完了していない工事の請負代金の受入高は売上にはなりません。当システムでは未成完成にかかわらず工事受入金はここで設定した科目に計上されますので、完成時に完成工事原価計算書より売上に振り替えます。
日本語入力オン 工事マスタで工事番号、検索名、工事名を登録する時の日本語入力のON・OFFを設定します。
日本語入力をONにする場合は該当項目にチェックを付けて下さい。

4.4 物品

物品に関する設定をします。物品は発注明細で使用されます。また工事外の支払にも使用されます。

小数点以下の桁数 発注明細を入力する場合の、数量及び単価の小数点以下の桁数を設定します。
数量×単価の端数処理 受注金額及び発注金額を数量×単価で計算する場合の円未満の端数の丸め方を切り捨て、切り上げ、四捨五入より選択します。
値引コードの範囲 商品コードの内、値引として扱うコードの範囲を設定します。
単位 単位の入力時に入力を簡単にするために単位一覧を表示して選ぶことができます。その単位一覧を設定します。
日本語入力オン 物品コード、物品検索名、物品名を入力する時の日本語入力のON・OFFを設定します。
日本語入力をONにする場合は該当項目にチェックを付けて下さい。

4.5 支払伝票

支払伝票に関する設定を行います。

支払明細オプション

支払明細に関するオプションを設定します。チェックをつけると各オプションが有効となります。

発注日入力 発注日を入力できるようにします。同じ工事、工種、支払先で追加発注のように複数の発注が発生することがあります。発注日を入力することにより、どの発注に対する支払いかを管理することができます。
請求金額入力 発注先よりの請求金額を入力できるようにします。
進捗率入力 進捗率を入力して支払金額を計算できるようにします。
率金額の端数処理 進捗率により支払金額を計算する場合の端数処理の方法を選択します。
備考入力 支払伝票に備考を入力できるようにします。
担当者表示 工事の担当者を表示できるようにします。

支払内訳オプション

支払内訳とは、支払先に対する支払合計額を、現金、振込、手形などの科目に振分けて払う金額の明細です。このなかには会費などの差引く科目も含まれます。項目にチェックをつけると各オプションが有効となります。

支払内訳入力 支払内訳が入力できるようにします。
算出乗率入力 乗率を入力して支払内訳の金額を算出できるようにします。

支払内訳パターン

支払内訳科目の組み合わせをパターン化して登録します。登録しておくと支払内訳入力のときに自動的にこのパターンが画面に設定され入力が簡単になります。
行を選択して右クリックを押すと「支払内訳追加」「支払内訳変更」「支払内訳削除」のメニューが表示されます。また行をダブルクリックすると支払内訳変更になります。
追加は選択行の前に挿入されます。

会計科目 支払内訳に登録する会計科目コードを設定します。ボタンで選択することもできます。
補助科目 支払内訳に登録する補助科目コードを設定します。ボタンで選択することもできます。
発注先による要否選択 会費などのように内訳パターンにある科目が発注先によっては不要な場合があります。選択1~4に設定すると、発注先マスタで科目の要否が選択できるようになります。
金額算出方法 この科目の金額の算出方法を選択します。
なし:金額は計算されません。
定額:決められた定額になります。
総額に率を掛ける:支払総額が基準額を超えた場合、支払総額に率を掛けたものが、この科目の金額になります。超えない場合は0となります。
基準額を超える部分に率を掛ける:支払総額が基準額を超えた場合、算定基準額を超えた部分に率を掛けたものが、この科目の金額になります。超えない場合は0となります。
いずれの場合も算出された金額は、入力時に変更することができます。
定額 算出方法が定額の場合の金額を設定します。
算出基準額 算出方法が「基準額を超える部分に率を掛ける」場合の基準額を設定します。
算出乗率 乗率により金額を計算する場合の乗率を設定します。算出乗率が入力できるように設定されている場合は入力時に変更できます。
端数処理 乗率により金額を計算する場合の端数処理の方法を選択します。
領収書を作成する 会費等のように、この科目に対して領収書を発行する場合にはチェックを付けます。
領収書名 領収書を発行する場合は、「会費領収書」のように領収書名を設定します。設定しない場合は会計科目名または補助科目名より自動的に領収書名が作られます。領収書名は支払伝票の印刷メニュに追加されます。
支払内訳書出力 支払内訳書に内訳を印刷する方法を選択します。「個別項目」を選ぶと独立した個別の項目として表示されます。「その他項目」を選ぶとその他の項目に合算して表示されます。
項目名 支払内訳書に個別項目として表示する場合の見出し項目名を設定します。設定しない場合は会計科目名または補助科目名が項目名となります。
振込依頼書を作成する 預金支払等のように、銀行に対して振替依頼書を作成する場合はチェックします。
銀行 振込依頼書を作成する銀行コードを設定します。ボタンで選択することもできます。
銀行支店 振込依頼書を作成する銀行の支店コードを設定します。ボタンで選択することもできます。
口座区分 振込依頼書を作成する銀行の口座区分を当座預金と普通預金から選択します。
口座番号 振込依頼書を作成する銀行の口座蛮行を設定します。
金融機関指定コード 振込依頼書を作成する銀行の金融機関指定コードを設定します。

4.6 会計処理

会計処理に関する設定を行います。

仕訳方法

当システムのデータを会計部門に渡すときの処理方法を設定します。

工事原価仕訳先 工事原価を未成工事支出金に仕訳するか工事原価に仕訳するかを設定します。
支払消費税処理 支払消費税を外税方式にするか内税方式にするかを設定します。
受取消費税処理 受取消費税を外税方式にするか内税方式にするかを設定します。
仕訳形式 仕訳形式を複合仕訳にするか単純仕訳を設定します。

特殊用途科目

特殊用途科目とは、当システムで特別な意味を持つ科目です。
受取手形と支払手形に設定された科目は手形管理表を作成する対象となります。また手形期日が入力できるようになります。
受取消費税、支払消費税は会計システムに受け渡す場合の消費税の科目です。
立替金とは顧客が払うべき諸経費をいいます。発注先への支払明細や受注先からの入金明細に現れます。これらは工事台帳に計上されます。
諸口は単純仕訳で処理する場合の相手科目となります。
各用途に対応する科目と補助科目を設定します。行をダブルクリックするか、行を選択して右クリックで「特定科目設定変更」を選択して下さい。科目設定ダイアログが表示されます。

会計科目 用途に対する会計科目コードを設定します。ボタンで選択することもできます。
補助科目 用途に対する補助科目コードを設定します。ボタンで選択することもできます。
補助科目を設定しない場合は、会計科目コードだけで判断されます。

4.7 消費税

消費税に関する設定を行います。

消費税改定日 消費税が改定された日を設定します。
改定前税率 消費税改定日より以前の消費税率を設定します。
改定後税率 消費税改定日より以降の消費税率を設定します。

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